いつもこの季節になると、足の裏に水泡が出来て皮がむけて痒い。
まさかと思うけど・・・コレって水虫!?
なんか恥ずかしいし、人にも感染するって聞くし、毎年「嫌だなぁ」と思いながら
なんとなく放置していませんか?
毎年繰り返す足裏や足の痒み。
スッキリ解決して、今年は気持ちのいい夏をすごしましょう!
足の裏が痒いのは水虫?
◆足裏・指の間などに痒みがある
◆水泡が出来ている
◆皮がむけている
◆毎年梅雨時期から夏にかけて症状が出る
これって「いかにも水虫っぽい」症状ですよね。
テレビCMなんかでも、この時期になると頻繁に水虫薬の宣伝を見かけます。
イメージ的に「いかにも水虫」な感じの、これらの症状ですが水虫とは限らないのです。
確かに、水虫の原因である白癬菌はこの時期に活発に活動をします。
「室温25度 湿度70%」というのが、白癬菌が好む環境との事なので
梅雨~夏にかけては、水虫の症状が目立つ時期であることは間違いなさそうです。
ですが、水虫と間違えやすい皮膚の疾患も、同じように湿気の多い環境に発症する事が
あるので、上記の症状=水虫とは断定できないんです。
先ほども書きましたが、水虫の原因は「白癬菌」というカビの一種です。
患部にこの菌が存在する場合は「水虫」という事になります。
水虫みたいな痒みには薬を塗れば治る?
先ほど挙げた、いかにも水虫っぽい症状。
◆足裏・指の間などに痒みがある
◆水泡が出来ている
◆皮がむけている
◆毎年梅雨時期から夏にかけて症状が出る
この中でも、一番「水虫のイメージが強い」のが「足裏の痒み」では無いでしょうか?
テレビCMのイメージですかね(笑)
子供の頃「足が痒い」と言うと「コイツ水虫~!」なんてからかわれたものです^^;
ところが!実は「痒みを感じる水虫」というのは、水虫の中でもごく一部、なんです。
つまり「痒いから水虫」というのは当てはまらない! と同時に・・・
「痒くないけど水虫」という事もありえるんです。
そして、水虫ってなんとなくバツが悪いというか、恥ずかしいですよね。
なので「こっそり薬局で薬を買って治しちゃおう」と考える方も多いと思います。
ですが、先ほど言った様に「かゆみの有無で水虫か否かを判断することは出来ない」ので
自己判断で薬を選んでしまうと、間違った薬を使用する可能性もあるんです。
症状に合わない薬を選んでしまうと、治らないどころか・・・
「実際の疾患を悪化させてしまう可能性が非常に高い」ので注意が必要です。
水虫なのに水虫以外の薬を塗った、という場合でも
水虫じゃないのに水虫の薬を塗った、という場合でも
症状の悪化の可能性はあります。
薬局で薬を買おうと思い立った、ということは「何らかの自覚症状がある」状態ですよね。
「症状がこれ以上ひどくならないうちに(こっそり)治してしまおう!」と思ったのに
かえって酷くなることが無いように、薬を使うときには「水虫なのか?他の疾患なのか?」を
しっかり見極めて、症状にあった薬を使うことが必要です。
足裏の水虫の見分け方は?
肝心の「水虫かどうかを見分ける方法」ですが・・・
残念ながら「見た目や自覚症状の種類で判断するのは難しい」というのが結論です。
では、どうしたらいいのか?
先ほどお伝えしたように「水虫の原因=白癬菌」です。
皮膚科に行って、患部の組織を顕微鏡で見てもらって
「白癬菌が存在すれば水虫」ということになります。
この時(皮膚科受診の際)に気をつけなければならないことがあります。
痒みや水疱を確認した時点で「水虫かも!」と、自己判断で水虫の薬(抗真菌剤)を
中途半端に使った状態で診察を受けると、検査の段階で白癬菌が見つからずに
ちゃんとした判断が出来ないことがあるのです。
「でも見つからないって事は治ってるって事じゃないの?」と思うかもしれませんが
水虫は「症状が治まってからもしっかり薬を使用して、菌を根絶させる必要」があります。
抗真菌剤を少し使ったがゆえに白癬菌が見つからなくても「実は水虫だった」という事もあり
治療開始が遅れて症状が悪化してしまう可能性もあるので、気をつけてください。
また、水虫と他の疾患を併発しているということも珍しくないそうなので
「あれ?これ水虫?」と思ったら、早目に皮膚科を受診するのが一番です。
足裏が痒いのは水虫?かゆみは薬で治る?見分け方は? まとめ
◆足裏・指の間などに痒みがある
◆水泡が出来ている
◆皮がむけている
◆毎年梅雨時期から夏にかけて症状が出る
この、いかにも水虫っぽい症状が、必ずしも水虫であるとは限りません。
なんとなく医者に行くのはいやだな、なんて思って放置している間に
疾患が何であるにせよ、悪化して完治までに沢山の時間がかかってしまうことも
考えられます。なにより「何だか分からない痒みや水疱」がある状態は
心身ともにストレスがかかりますよね。
「白癬菌がいるかいないか」は、皮膚科で見てもらわないと判断できません。
水虫だった場合、長期間放置した結果「根治に非常に時間のかかる爪水虫」に
感染してしまって、大変な思いをすることもあります。
不快な足裏の痒みや水泡と早くサヨナラする為に、思い切って皮膚科を受診して
適切な治療を行うようにしましょう!
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