うなぎの稚魚の不漁で、年々価格が上がる「うなぎ」ですが・・・
主婦にとっては「清水の舞台から飛び降りる勢いの、大奮発の一品」ですよね。
スーパーで「家族分購入するといくらになるのか?」を、考えた際に見舞われる立ちくらみをこらえて購入した・・・
「一番高いやつじゃないけど、普段の食卓を考えたら高級品のスーパーのうなぎの蒲焼」
せっかくですから、上手に暖めて美味しく頂きたいもの。
ウナギが名物でもある静岡県にある、料理上手な居酒屋のママに、美味しい温め方を教えてもらいました♪
スーパーのうなぎでもふっくら食べられる!
いまから紹介する方法は「ふっくらした食感のうなぎ」に仕上げる方法です。
後半に「カリッとした食感になる温め方」も紹介しています。
では、「ふっくら食感になるウナギの温め方」早速手順解説です。
【手順】
① 買ってきたうなぎの蒲焼の「タレ」を料理酒できれいに洗い流す
買ってきたウナギが入ったトレイをそのまま利用して料理酒を振りかけて優しくこすって、溜まったタレや生臭さが残る油をウナギから落とします。
② フライパン(中弱火)で皮目から温めます。時間は4~5分。
半身に対して大さじ6杯のお酒を振り掛けます。
お酒が無くならない様に火加減に気をつけてください。
③ 裏返して2~3分温めます。
この時、アルミホイルで簡単に落し蓋をしておきます。落し蓋と言うよりは、フワッと上にかぶせるくらいの感じでOK。
④ 付属のタレを投入。焦がさないように注意して煮立ってとろみが出たら裏返して皮目にもタレを絡めて完成です。
【解説】
どうして洗い流すの?
→生臭さを取るためと、タレがついたまま暖めて煮締まって硬くなったり、焦げてしまうことを防ぐ為です。
タレの味がしなくなっちゃうんじゃないの?
→大丈夫です。スーパーなどで売っているうなぎの蒲焼は、うなぎを焼いてタレを表面に塗っただけの物が多いようです。(全てではありません)一旦生臭さも含んでしまったタレを洗い流して、付属のタレを使ったほうが美味しくいただけます。
洗うのは水や熱湯じゃないの?
→はい。購入時のトレイに入れたまま、料理酒をかけてやさしく指でこすってタレを落とします。水をキッチンペーパーでふき取る手間、お湯を沸かす手間を省いちゃいます。お酒を使うことで、生臭さの軽減にも役立ちます。
落し蓋じゃなくて普通のフタではダメなの?
→水分がこもってしまいベチャッとした仕上がりになってしまいます。アルミホイルはきれいに丸い形にする必要も無く、フワッと上に掛ける程度でOK。終わったらそのまま捨てられるので簡単♪
うなぎの蒲焼を美味しく食べる方法もいろいろ
ココにたどり着く前にも、きっとアナタは
「奮発して買ったうなぎを美味しく食べる方法」
を色々と検索されたと思います。
今回ご紹介したのは、静岡の居酒屋のママに教えてもらった方法なのですが
ポイントとしては「お店が忙しい時でも美味しく手早く出来て、洗い物がフライパンひとつ」
というところになります。
美味しく温める方法は色々あると思いますが、この温め方との比較をしてみますね。
・そのまま日本酒をふって、フライパンやレンジであたためる方法
→ これは一番楽ちん♪手軽さではNo.1です。
ただ元々ついているタレが焦げやすかったり、煮締まって身が固くなりやすいので注意が必要。不要な生臭さが残りやすかったりもします。でも楽な方法なのは間違いない!
・コーヒーの出がらしを一緒に置いてグリルで焼く
→ ネット検索するとコーヒーの出がらしをグリルに入れて鰻と一緒に焼くとイイ、という情報が出てきます。香りよく焼けるようです。
が、個人的には「その方法による香ばしさはあんまり求めてない気がしている」のと、次項で書いた失敗経験以降はウナギの温めにグリルは使わない事にしているので、コーヒーの出がらしと一緒に焼く方法は自分で試していないんです…。スミマセン。
・グリルで焼く
→ 直火で焼くと香ばしさが前面にきます。
ただ火力に注意しないと焦げやすいという欠点が。中まで温まる前に表面が黒焦げにならぬよう注意が必要です。
私がグリルを使わないのは・・・(両面焼きで無い我が家のグリルの問題でもあるのですが)ひっくり返す時に身を崩してしまったことがあり「あぁぁ!!(スーパーのウナギとは言えども)大奮発の品が・・・」となった悲しい経験と、グリルを洗うのが面倒くさい(笑)という二点が理由です。
・熱湯で洗う
→ 魚の生臭さが出てしまった油をしっかり落としてくれるのが利点。
ただお湯を沸かす手間と、熱湯に耐えられるトレイを使うので・・・洗い物を増やしたくない面倒くさがりの私は、やっぱりフライパン派です。
・焼く時にサラダオイルを敷く
→ 表面がカリッとしているのが好きな方にはいいと思います。
ただこちらも買ってきたウナギをそのまま、というよりはお酒やお湯でついているタレを洗い流してからの方がオススメ。
・水で洗う
→ お湯を沸かすより楽な方法ですが、冷たい水の場合生臭い油が残りやすいです。
・ウーロン茶・緑茶を使う
→ 生臭さを取るのにいいと聞きます。が、我が家ではウーロン茶は常備しておらず試したことは無いんです。緑茶はあるのですがお酒で洗う方法で満足しているので試したことが無いんです(すみません)でもお茶を使うと生臭さも取れて、香ばしい香りがしていい、という話は耳にします。
まとめ
「一番高いやつじゃないけど、普段の食卓を考えるとちょっと奮発のスーパーのうなぎの蒲焼」を、美味しく手軽に温める方法を紹介しました。
やり方は色々ありますし、食感の好みも人それぞれです。
「土用の丑の日は、決まったお店に食べに行く」と言う方も、いらっしゃると思います。
・・・そういう方は、ここ読んでないか(笑)
スーパーで買った蒲焼きの、温め方の参考にもなるといいなと思います。
色々試してあなたのご家庭にあう方法を、見つけてくださいね。
ウナギパワーで元気に過ごせますように♪
(決死の覚悟でw)千葉県成田の高級ウナギを食べに行った話はコチラ↓
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