10月から1月頃に釣れるヒイカ(体長10cm前後の小ぶりなイカ)数年前から夫がヒイカ釣りにハマり、この時期の我が家の楽しみとなっております♪
小さいイカなので、下処理をせずに丸ごと調理をする方法もあるのですが、やはり目玉くちばし内臓を取った方が美味しくいただけると思います。(内臓=ワタは、バター炒めなどの場合は入れると美味しいですよ♪)魚を捌くのは苦手な私ですが、イカは我流でも何とかなっています(笑)
ヒイカの下処理(捌き方)を写真付きで紹介します。胴体と足をくっつけたままの下処理方法になるのですが、途中で胴体と足を分離する場合の捌き方も紹介しています。
墨袋に残った墨を押し出しながら流水で洗う
小さいイカですが、墨袋に墨を残したまま捌くと真っ黒になります。水を流しながら、胴体を矢印の方向にしごいて墨を出しておきましょう。
釣ってからある程度墨を吐かせたヒイカでも、結構墨が出てきます。赤い丸の中、手が黒くなっています。
くちばしを手で押し出す
くちばしを取るには、胴体を先に開いて足(下足)と共に内臓を取ってから目玉の下を切って出す方法や、胴体を開いて足(下足)の根元に切込みを入れて取り出す方法もあります。
多分その方法が正しいとは思うのですが・・・沢山のヒイカの下処理をする時に、狭い台所で夫と2人で流れ作業をする時はこの段階でムニッとくちばしを出してしまいます。
矢印の先に見えるのがヒイカのくちばしです。
くちばしは内臓とつながっているので、ちょっと取り出しにくいですが・・・グイッと押すと出てきます。
指でつまんで取り除きます。キッチンバサミで切ってもOK。
水管のある側を上にして、キッチンバサミで開く
赤丸で囲った、三角にペロッと出ているのが水管。これがある側を上にして、キッチンバサミで胴体を開きます。
水管と胴体の間にはさみを入れます。
三角の一番先まで、しっかり切ります。
パカッと開けます。
水管を包丁で開く
この手順(水管を開く)は、干物を作る時にやっておくと乾きが早いのでオススメですが、それ以外の料理の場合は省いてもOKです。
水管の赤い線のところを包丁で切ります。
パカッと開きます。
内臓を手で取り除く
白や透明のモニャモニャした内臓を水を流しながら手で取り除き、きれいに洗います。
ちなみに、最終的に足と胴体を切り離したい場合は、手順1で墨を出した後すぐに、手順3に進んで胴体を開き、足を持って胴体の上(三角の頂点方向)に剥がすように引っ張ると、内臓ごと胴体から離れます。
取れた足と内臓の、目玉の下の辺りに包丁を入れれば目玉と内臓が取れて、くちばしもそこから取り出せますよ。
この写真を撮った時は、ヒイカの一夜干しを作りたかったので胴体と足はつなげたままにしました。
◆ヒイカの一夜干しの作り方はコチラ→ヒイカの一夜干しを作りました|干し方・味の感想
包丁で切れ目を入れて目玉を取り出す
ちょっと写真が気持ち悪い感じですが^^; 目玉の横のあたりに包丁で切れ目を入れます。
手で押すとポロンと出てきます。
軟甲を取り出す
小さくてもイカはイカ(笑)しっかり軟甲があるので取り出します。三角の上の部分から外すとスルッと抜けてきます。矢印の辺りを探すと見つかります。
最初は剥がすようにして・・・
最後は引っ張って抜きます。透明な羽根みたいでキレイです。
以上で、ヒイカの下処理完了です。
ヒイカ本体・目玉×2・くちばし・軟甲がきれいに取れました♪(内臓は既にシンクのゴミ箱にいってしまいました。笑)
ヒイカのさばき方下処理まとめ
あくまで我流ですが、我が家ではこんな感じで下処理をしています。
先ほども書きましたが、作る料理によっては胴体と足を切り離すので手順が入れ替わったり、手順を省く事もあります。
この写真の時に作ったのはヒイカの一夜干し!諸事情により屋外で干物にする事が出来ず、なんと家の中で一夜干しを完成させました。作り方はコチラ→ヒイカの一夜干しを作りました|干し方・味の感想
ちなみに今回は、ヒイカの一夜干しを作りたかったので皮は剥きませんでしたが、お刺身にする場合私は皮を剥きます。水を流しながら指でスルスルと剥く事ができます。
※ヒイカにもイカの寄生虫アニサキスがいることがありますので、火を通さず召し上がる場合などは充分に気をつけて下さいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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