社会人になって「初めて経験すること」って沢山あると思います。
慣れてしまえば何でもない事も、初めての事って「どうするのかな?」と不安になるのは
誰でも同じではないでしょうか。
「クリーニング店にスーツを出しに行く」というのもそのひとつだと思います。
・何を聞かれるのかな?
・お金はいつ払うのかな?
・スーツは何に入れていけばいいのかな?
・どのくらいで仕上がるのかな?
そんなアナタのギモンに、クリーニング店勤務経験者のショーロがお答えします♪
スーツをクリーニングに初めて出す時はどうするの?
まず、クリーニング店での受付の流れから説明しますね。
【受付の流れ】
1:まずは会員登録。氏名・電話番号を伝える(お店によっては住所や誕生日なども聞かれることもあります・2度目以降は会員カードの提示でOK)
2:持って行ったスーツなどをカウンターに出す
3:店員さんが一点ずつ確認をしてレジを打っていく
4:会計
5:仕上がり日の書いてある、控えの用紙を受け取る
お店によって、順番などが前後することはありますが大体の流れはこんな感じです。
初めてのときは、会員カードの発行があるので少し時間がかかりますね。
まぁ、難しいことは無いのですが(笑)・・・ひとつずつ解説していきますね。
1:まずは会員登録。氏名・電話番号を伝える(お店によっては住所や誕生日なども聞かれることもあります・2度目以降は会員カードの提示でOK)
会員登録、名前だけじゃダメなの?と思うかもしれませんが、クリーニング店では「お客様の衣類などを預かる」ので、何かあった場合に連絡が取れるように連絡先を聞いておく事が必須なのです。
「何かあった場合」って何?と思いますよね^^; 一例ですが・・・ポケットの中に貴重品が入りっぱなしになっていた場合の連絡とか、受付時に気づかなかった破れ等があった場合に「このまま洗うと広がる恐れがありますが洗って大丈夫ですか?」等の確認をする為です。
2:持って行ったスーツなどをカウンターに出す
お客様の物を預かるクリーニング店なので、間違いが無いように一回全部の物を広げて確認をします。この時点でポケットに入れっぱなしにした物などをチェックしてくれるところもあります。が、基本的には持って行く前にポケットが空になっているか確認して行きましょう。
3:店員さんが一点ずつ確認をしてレジを打っていく
衣類などの種類や、素材・形によって金額が違うので、一点ずつレジに入力していきます。
4:会計
基本的には、クリーニング店は「前払い」のところがほとんどです。稀に「受付の時点で金額が判明しないもの」などは、見積もりを取って連絡をくれて引き取り時に支払う、と言う場合もありますが、一般的なスーツであれば預けた時に支払いをするパターンがほとんどです。
5:仕上がり日の書いてある、控えの用紙を受け取る
会計が済んだら、おつりと伝票を受け取ります。その際「仕上がり予定日」を案内してくれるので、しっかり確認しましょう。初回は会員カードの発行もしてくれると思いますのでコチラもなくさないようにしましょう。
クリーニングにスーツを持っていく時の入れ物と注意点
初めてクリーニングに出す時に「どうしたらいいのかな?」と悩むことが多いのが
スーツを何に入れて持っていくか?ではないでしょうか。
【持って行くときの入れ物について】
1:買った時についてくるスーツのケースに入れていくのがいいの?
2:紙袋とかでいいの?
3:入れていった袋やケースは、預かってくれるの?
では、ひとつずつ解説していきますね。
1:買った時についてくるスーツのケースに入れていくのがいいの?
購入時のケースやハンガーに入れて持っていく必要はありません。もちろん入れていってはダメという事はありませんが、受付で確認をする時取り出すのに時間がかかってしまうので、どちらかというと購入時のケースでは無いほうがいいですね。
2:紙袋とかでいいの?
紙袋やビニール袋、何でも大丈夫です。そのまま持って来る方も結構いらっしゃいます(笑)ただ、気をつけたいのは「雨の降っている日」です。ドライクリーニングは濡れている状態だとトラブルの元になるので、衣類は乾いた状態持って行くようにしましょう。仕事中に雨に降られたり、何かこぼしてしまって濡れた状態のものを持って行った時は「○○(雨・お茶など)で濡れている」ということを事前に伝えるようにしましょう。場合によってはきちんと染み抜きの対応などをしてくれることもあります。
3:入れていった袋やケースは、預かってくれるの?
これはお店によるとは思いますが、基本的には預かってくれないところの方が多いと思います。紙袋やビニール袋なんて、かさばらないし預かってくれればいいのに・・・と思うかもしれませんが、沢山のお客様の衣類などを管理するクリーニング店で、更に控え(預かりの証明)の無い状態の付属する袋の管理までとなると難しいものです。どうぞご理解、ご協力をお願いいたします♪
では次に・・・
【クリーニングに出す時に気をつけること】
1:ポケットの中は空に!私物はもちろん、共布・スペアのボタンにも注意
2:なるべく上下一緒に出しましょう
3:控えの用紙は引き取り時に必ず持って行きましょう
こちらも、ひとつずつ解説していきます。
1:ポケットの中は空に!私物はもちろん、共布・スペアのボタンにも注意
スーツをクリーニングに出す時には、必ずポケットの中に何も入っていない状態で持っていってくださいね。ボールペンや名刺ケース、また襟につけた社章なども外して持っていきましょう。
さて、ここで「共布ってなんだ?」と思った方も多いのでは。【共布/ともぬの・ともぎれ】とは、洋服を買った時についてくる「洋服の素材と同じ生地」のことです。スーツやアウターの場合は、透明なチャックの付いた小さいビニール袋にスペアのボタンと一緒に入っていることが多いです。
「ボタンは分かるけど、こんな少しの量の布何に使うの?」と思われる方も多いでしょうね。これは、虫に食われたり引っ掛けたりして「穴が開いてしまった!」という場合に「かけはぎ」という技術で、修理をする際に必要になるものです。
で、この布とボタンの入った袋。普段あまり使わない側の内ポケットに入れてある場合が非常に多いのです。クリーニングのときは必ずポケットの中身が空の状態で洗うので、共布とボタンの入った袋は必ずクリーニングに持っていく前に出しておきましょう。
2:なるべく上下一緒に出しましょう
「社内では上着脱いじゃってるし、そんな汗もかいてないし、ぱっと見きれいだし・・・クリーニング代が勿体無いから、ズボンだけ出そうかな?」と思うかもしれませんが、スーツは出来れば上下一緒に洗いに出すことをオススメします。揃いの服というのは同じように扱ってあげた方がよいものです。一回のクリーニングで風合いが変わるわけでは無いですが、覚えておくといいと思います。
3:控えの用紙は引き取り時に必ず持って行きましょう
スーツを引き取りにいく時は、受付時に渡された「お客様控え」の紙を必ず持って行きましょう。お店ではお客様控えとお店の控えを照らし合わせて「お客様の氏名・お預かりした衣類などの種類・数量・何かお伝えすることは無いか?」などを確認したうえでお渡しをしています。なので、お客様控えは大切な物です。必ず忘れずに持って行くようにしましょう。
スーツのクリーニング仕上がり日数はどのくらい?
スーツを汚してしまったが、このシーズンのスーツは一着しか持ってない!
なんていう場合は、仕上がりまでの日数が気になりますよね。
最後に、仕上がり予定について説明していきます。
【仕上がりまでの日数について】
1:どのくらいで仕上がるの?
2:「当日仕上げ」とか「特急便」ってどういうもの?
3:お店の営業時間に注意しよう!
———-
1:どのくらいで仕上がるの?
こちらもお店によって差はありますが、店頭で受付をしてから一斉に回収をして、いくつかのお店の分をまとめて洗うタイプのクリーニング店の場合は大体「受付日含めて3日~4日」というところが多いと思います。
2:「当日仕上げ」とか「特急便」ってどういうもの?
よく店頭に「当日仕上げ」とか「特急便」なんていうポスターやノボリがあるのを見かけると思います。これは、その名の通り「出したその日に仕上がる」というサービスです。ですが当日仕上げが可能な受付時間の締め切りがあります。例えば「11時までの受付で18時に仕上がり」といった感じです。「替えのスーツが無くて月曜に間に合わせたい!」という場合には助かるサービスですね。
そしてこのサービスは「急ぎ代」という感じで、追加料金がかかることが多いです。お店によっては「金曜土曜はお急ぎ代無料」なんていうサービスをやっているところもあるので、聞いてみましょう。
3:お店の営業時間に注意しよう
せっかく「当日仕上げ」で出したのに、お店の閉店時間を知らずに「取りに行ったらお店が閉まっていた!明日着ていくスーツが無い!」なんていうことになら無いように、お店の営業時間が何時から何時までなのかをきちんと確認しておきましょう。
まとめ
お伝えした内容をまとめると以下のようになります。
◆受付時には連絡先などを伝える必要あり
◆基本的にはクリーニング代は先払い
◆スーツを入れていく袋は何でもヨシ 袋は預かってもらえません
◆ポケットの中は空にして、なるべく上下一緒に出しましょう
◆仕上がりまでは通常3~4日 当日仕上げコースがあるお店も
◆お店の営業時間は確認しておきましょう
◆お客様控えの紙は、引き取り時に忘れずに持っていきましょう。
洗い立てのスーツで気持ちよく、お仕事頑張ってくださいね♪
コメント